区切りの日

2019.04.02

区切りの日

過日、先週の土曜日は始まりあり、終わりあり、旅立ちありと、1日で様々な出会いと別れを繰り返し、なんとも「区切りの日」となりました。長い人生において、3件も重なることはそうそうないと思います（笑）
さて、1件目の“始まり”は、埼玉県は久喜市のプロジェクトである「さくらテラスの家」。 43坪と、栃木県民からすると比較的狭い土地に計画をした本物件。様々な要望や諸条件をうまく精査できたのではないかと自負しております。いつも以上に苦心した甲斐もあり（毎度苦心は変わりませんが…）、連勝記録を止めることなく一発プレゼンOKを頂きました!! 「来年のさくらはこの窓から眺めたいね♪」と、住まい手さんと盛り上がってしまった手前、もう頑張るしかございません!!笑作品についての詳細はまたのちほど。
さて、お次の“終わり”は昨年の7月に着工をした「パーゴラテラスの家」の竣工を無事に迎えられました。おおよそ8ヶ月と長丁場な現場ではございましたが、色々と学びの多い現場となりました。 COMODO初の工務店としての役割を、設計であるリオタデザインさんに託されました。当初お話しを頂いた際、めんどくさいのは承知だったものですから（笑）、所員のヒロに「やる？」と確認したところ、「僕にやらせてください!!」と威勢の良い返事を頂きました。経験値としてまたとないチャンスでしたし、多少？無理はしたものの、最後までやり遂げられたのはこのヒロの功績以外なにものでもありません。最後のご挨拶の際、これまでの経緯や想いをお話しさせて頂いたのですが、奥様には涙され、ヒロもいままでの苦労が思い返され涙ぐんでいたそう。どの建築においても共通して言えることなのですが、それぞれの想いをもって、そして人と人が交わりその事を成していくわけですから、各々のストーリーがそこに生まれます。各個人のストーリーはもちろん十人十色、彼にとってそのストーリーを経験値とし、今後の活躍の糧になれば、今回のプロジェクトは僕らにとって成功と言えると思います。
結びの“旅立ち”は、弊社の初代所員である「キヨの退職」です。新卒から4年、この日を迎えることとなりました。決して器用とは言えない彼でしたが、ひたむきに現場と向き合う姿勢は、今後の建築人生において励みとなることでしょう。僕にとって初めての従業員、ましてやまともに部下を持ったことのない僕にとってその存在の扱い方がわからず、彼を混乱させてしまったことも多々あったでしょう。彼自身が弊社で学んだことがあるかも知れませんが、僕にとっても彼から多くを学ばせて頂きました。別れであり旅立ちではございますが、互いにとって有意義な時間であったことを願います。 4年間COMODO建築工房を、そして僕を下支えしてくれて本当にありがとう。新天地でも頑張ってね!!
【ショーホームオープンのお知らせ】 4月から「普請の家」と題したショーホームをオープン致します。つきましては、来る4/6～７にオープニングイベントを開催する運びとなりました。是非お気軽にお越し頂ければと思います。もちろん住宅のご相談も承っております。なお、年内でのお引き渡しはごめんなさい、来年はキャパがございます。
開催日｜2019.04.06(土)-07(日) 時間　｜10:00-17:00 場所　｜栃木県宇都宮市宝木本町 申込み｜予約ページ
普請とは、あまねく人々に請い、共に力を合わせて労役に従事し、事をなすことの意職人さん達が集結し、団結して行われる建築から「普請のいえ」と名付けましたベースは3年前に引き渡しをした「INDY HOUSE」この度、住まい手の長期海外赴任により、家守として住まいを託されました常設のショーホームとしてだけでなく、宿泊体験も可能です是非、デザインのある暮らしをご体感ください ※ショーホームとは？ COMODO建築工房では、お客様が実際に住まわれる建物を一定期間お借りした期間限定のモデルハウスを「ショーホーム」と呼んでいます。見せるためにしつらえられた手の届かないモデルハウスよりも、わたしたちがお客様のことを考えて建てた物件をじっくりと見学して頂くことで、より具体的な暮らしのイメージを掴んで頂けると考えています。