2019.05.21
リフォームの心得
着々と解体工事が進んでおります。
現場で職人さんと残すところ、撤去するところを入念にチェック。
ついで現況を把握し、痛み箇所の確認となります。
僕の改修工事に伴う理念として「思い出までリフォームしない」を掲げております。
いままでお世話になった住まいに対する経緯とでも申しましょうか。
なんでもかんでも新築みたいに“キレイ”なれば良いというものではなく、面影を残し、つまりは馴染みを継承すると言うこと。
とはいえ、現代のライフスタイルに適合し、断熱性能や耐震性を向上させ、次の50年へと結びます。
元々は2間続きの和室であった客間をLDKへと昇華。
昔ながらの住まいはお客様をもてなすのがメインであり、現代の住まいに見られる様な「住まい手主義」ではありませんでした。
更に冠婚葬祭を自宅で行われることが多く、こうした2間続きの和室が必須だったのです。
「天長地久(テンチョウチキュウ)」の文字が見えます。
当時棟上げした際のお札等が久々にお目見えしました。
もちろんそのまま残します!!
おおよそ想定内の“無断熱住宅”でした。
当時としては珍しくなかったのでしょうけれど…さぞかし寒かったことでしょうね…苦笑
しかしながら、そのおかげで結露とは無縁で、躯体の痛みは最小限に抑えられています。
もちろん断熱改修のためにこれから充填していきます。
こうした竹で出来た見切りなどは残そうと判断。
お風呂場の損傷は想定内。
むしろまだマシな方かと(笑)
畳を剥がすとシロアリさんの食べ残しが…
来月から木工事が始まります。
リフォームをご検討中の方に最適な様、詳細にブログにてお伝えしていこうと思います。
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