2020.03.11
ミライの建築人
本日はとある講演会で巡り会った日本大学工学部の建築学科の学生さんが弊社へ視察へいらっしゃいました。
彼らはその中でも「リノベーションサークル DaBo」という団体で既に建築活動をされている、若いながらも精鋭的に活動をしているメンバー。
現在は大学2年生、今度の春で3年生とのことで、そろそろ就職活動をしようという狭間。
建築業界の縮図が理解できておらず、そもそも工務店って何?というところからお話しさせて頂きました。
とはいえ昔の業態からは変化していますし、まして弊社は純粋な工務店とは言えないのかも知れない。
業界の在り方、社会人の先輩から見た建築界の闇(笑)など、質問は多岐にわたりディスカッション。
今時の若い者は…なんて言いますけれど、いやいや、まだまだ捨てた物ではございません!!
厚い志を持った青年達でございました。
多少なりとも工務店に対する意識を変えて頂けたようにも思えますし、むしろ魅力に感じて頂けたのではないかと思います。
僕らが学生の前で就職説明会のような機会に恵まれず、またどのようにして接触して良いのかも判らないのが実状。
若い力がない限り、僕ら工務店のミライは前途多難。
全国の工務店が集まり、学生達に僕らの仕事の魅力を伝えられる術はないものかと考えさせられました。
ハウスメーカーにもゼネコンにも設計事務所にもない、工務店らしい魅力を是非学生達に知って頂きたいと願うばかり。
実作を見学する機会はおろか、現在住まわれている家の見学は初めてとのこと。
雑誌で見た家だと興奮しておりました笑
まだ学生ではあるものの、なかなか鋭い質問に感心しつつ、先人として継承していかねばならぬ技術を考えさせられました。
各々好きなように時間を過ごして頂きましたが、年を取っていても若くても、やはり縁側は気持ちがいいようです。
短い時間ではございましたが、とても有意義に過ごして頂けたのではないでしょうか。
夏にはオープンデスクとして参加したいという学生もおり、ミライのCOMODO人を確保となるか!?笑
建築屋としての役割はもちろんのこと、業界人としての在り方も今後は問われてくることでしょう。
そんな時に何が伝えられるのか、僕も少し整理をつけられた良い機会となりました。