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日々のことblog

2021.12.05

住まいづくりのきっかけ|日誌#3

気付けば年も押し迫り師走。何かと慌ただしい時期となりました。さて今回は、家づくりをはじめたきっかけについて綴っていきます。
前回の記事にも綴りましたが、建築士を志したきっかけが引っ越しでの住宅巡り。家への憧れは、幼い頃から人一倍強く持っていました。時は過ぎ、お陰様で2児の父となり、子供が小学校に入学する前にと考えが至り、徐々に住まいづくりについて意識し始めました。特に、大きく3つのことがきっかけになったと振り返ります。

1. 環境づくり
現在はアパート暮らしですが、住環境の不満が色々出てくるもので、将来的にずっとそこに住まうイメージが付きませんでした。隣接する住居からは騒音、目の前が駐車場である閉塞感。特に、夏場は厳しい暑さに、冬場は極寒の室内。いくらエアコンを付けても解消されません。築年数が経ったアパートが原因かもしれませんが、新築の住環境と比べると違いは身に染みて感じます。
また子供の成長を考えると、自然と触れ合える環境をつくってあげたいと思うのが親心で、「いずれ家を建てるのであれば、なるべく早いうちに」という意識が日に日に大きくなりました。僕に限らず、お問い合わせいただく子育て世代の住まい手さんも同じ悩みの方が多く、小学校入学前にとご要望を受けることが多くございます。

2. ローンの返済
現実問題、お金が無いと家は建ちませんからローンを組むことにしました。しかし、年齢が上がるにつれ、返済期間は短くなります。それはつまり、借りられる額も減る可能性があるということ。もちろん勤め先や勤続年数などによるところもあるため、一概には言えませんが、実際に私の場合も年齢が大きく影響しました。これからローンを検討される方は、直ぐに借りなくとも、早めに銀行へご相談いただくことをお勧めいたします。こちらの件は、後ほど別記事で。

3. 憧れの暮らし
栃木県という土地柄もあるかもしれませんが、都市部と比べると土地が広大であるため、マンション暮らしよりも持ち家に住まう方が多い地域です。さらには充分なお庭が作れるスペースがあったりと、都市部では難しい地方ならではの環境が魅力かもしれません。僕自身も、栃木に拠点を置くならば、この自然を存分に味わえるところを選択したいと考えていました。
また仕事柄、お引き渡し後の住まい手さんのお宅を拝見する機会を多々いただきますが、語らずとも住まいぶりを拝見すれば伝わってくるものです。暮らしを愉しんでいる住まい手さんを見るたびに、家への憧れは益々大きくなりました。

住まいづくりをするにあたり、家を建てるきっかけは各家庭で様々だと思います。これはあくまで僕ら家族の一例として捉えていただけたらと。ただこの職業に携わっていると、住まいという器には、人の本質まで変化をもたらす大きな可能性を秘めていると感じることがあります。人生で最も大きな決断であるが故に、住まいづくりは生活の質を豊かにする魅力がたくさん詰まっている行為なのではないかと思います。

ヒロ 拝