2021.12.13
土地探し|日誌#4
今回は土地探しまでをご紹介いたします。
苦節2年半、ようやく現在の土地に巡り会えました。初めは、まさか土地探しでこんなに苦労するとは思ってもみませんでした。当初は、栃木県にはこれだけ広大な土地があるのだから、簡単に見つかるだろうという軽い気持ちでいました。こだわりが強いが故に、時間がかかった一番の理由がこれかもしれませんが、一生その土地に住まうことを考えると、なかなか簡単には決断できないものです。
特に、宇都宮市が調整区域に対して15年居住という要件を、昨年から強化したことが大きい要因でした。コンパクトシティを掲げている同市は、無秩序な宅地拡大を防ぐため、新規購入者による調整区域の土地に制限をかけました。元々、市街地から少し離れたところを希望していたこともあり、この制限は大きいもので、気に入った土地のほとんどが購入できず、一時は家づくりを諦めようかとも思ったほどです。住宅街に住まう選択肢もあったのかもしれませんが、何件もお引き渡しをしてくる中で、魅力を強く感じたのはどこも郊外に建つ建物ばかりで、どうしても諦めきれませんでした。また調整区域の方が、土地代を抑えられるというメリットも大きいためです。
土地探しの方法は、不動産情報の閲覧をはじめ、何十社も声掛けをして情報収集、知り合いの方に空き家情報をいただいたり、時にはGoogle MAPの航空写真から空き地を探し現地へ足を運んだり…と、あらゆる手段を使って探し回りました。
結果、現在の土地に巡り会えたわけですが、当初は現在の住まいから3km圏内で探していたものが、次第にエリアは広がり、最終的には10km以上離れたところになりました。ここは調整区域ではありますが、既存宅地で既に住宅が建っていたこともあり、購入することができた土地です。
昔、農家さんだった築50年程の母屋が建っています。面積はなんと290坪。さすがにこんなに大きい土地は求めていなかったのですが、立地や佇まいに可能性を感じ決断に至りました。
土地探しを振り返り、100点満点を付けられる土地はなかなか巡り会えるものではないと感じました。ここの土地も不便を感じるところはもちろんあります。しかし、10年後、20年後、さらには老後まで、将来的にどういった暮らしをしていきたいかが一番大事なことで、どうしても譲れない優先順位を付け、デメリットを受け入れることも必要なことだと思います。
よく土地探しは巡り合わせと言ったものですが、まさにその言葉通りだと思います。現に、土地探しで悩まれている方も多くいらっしゃると思いますが、諦めずに根気強く探し求めていれば、きっと希望の土地に巡り会えるはずです。
弊社は不動産業はしておりませんが、実体験を通して土地探しに関わる資金計画や技術的なサポートが可能です。もし土地探しで悩まれている方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。新たな視点で土地探しができるかもしれません。
ヒロ 拝