新築
至高のワンルームハウス
極上のおひとりさまスイート
最小限住宅を目指して設計いたしました。 住まい手さんからの要望として「とにかく小さくて構わないので、上質な空間が欲しい」と頂いておりました。私は人となりを理解しないと設計出来ないタイプなのですが、住まい手さんから滲み出るそれを推し量るに、職人さんの作るクラフト感のような、手仕事のぬくもりとでも申しましょうか、人情派であるとお見受けしました。
土地探しから携わらせていただいた敷地は、田園風景の広がる田舎のちょっと広い道沿いにある小さな分譲地。
屋根は赤瓦で外壁は無塗装の杉板張り。建築面積は16坪で床面積は玄関部分がニッチになっているため15坪。配置は西面を最大限に傍受するためと、お隣さんとの距離感確保のために若干角度を振り、方行の屋根がより愛らしく感じられるように。
内部のプランは土間からプランが展開し、生活における最小限の間取りを心掛けつつも、視線の抜けを幾多も設けることで拡がりを感じられる平面プランといたしました。 最小限住宅といえど収納はきちんと必要量設け、ご趣味である音楽鑑賞や映画鑑賞に浸れる空間性を確保。 L型の造作木製サッシはもちろん全開口を可能とし、これまた一品もののソファに横たわり日長ぼーっと出来る極上の窓辺を誂えました。
建築地 | 栃木県芳賀郡 |
構造 | 木造平屋建 |
施工期間 | 2021.07〜2021.12 |
敷地面積 | 232.13㎡(70.1坪) |
延床面積 | 49.68㎡(15.0坪) |
家族構成 | おひとりさま |