2022.07.27
リノベ案件｜いままでと これからと
3月のブログで書いておりました案件です。
タイトルは「いままでと これからと」と名付けました。
その心は、先代が培ってきた古き良き思い出を尊重しつつ、現代のライフスタイルへの適合や耐震性・断熱性等の性能UPを図ることがリノベの真価ではないかと心得ております。
単に設備の更新や内装をきれいにするのではなく、住まいのそもそもの役目であるシェルターとして、また迎え入れてくれる抱擁感を新たに見直すことが醍醐味ではなかろうかと常考えております。
本日解体工事がスタートいたしました。
残すところ、失くすところ。大工さんへスムーズにバトンタッチ出来るよう、解体職人さんに範囲を細かく指示し注意喚起。
ちなみに、某有名リフォーム番組ばりの派手なパフォーマンスな解体は危険すぎるので致しません笑
分別が細かく指定されているため、丁寧に剥がしていきます。
ざっと解体したところを拝見する限り、躯体の痛みはなさそう。なぜなら断熱材が入っておらず、結露などで湿気が発生しなかったから。雨漏りは論外ですが、結局長持ちの秘訣は水分なのです。結露の発生する中途半端な断熱や気密が一番恐ろしいかもしれません。
飯田 拝
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