ふたつでひとつの家が無事にめでたく上棟いたしました。 COMODO史上最大面積を誇る住宅となります。
当初の設計依頼は親世帯と子世帯で2棟同時に設計して欲しいとのご依頼。 敷地条件や家族関係を精査した上で、2棟ではなく1棟にまとめさせて頂きました。 とはいえ、いくら家族とは言え互いの生活リズムは違いますから、繋がっているようで繋がっていない、繋がっていないようで繋がっている住まいを目指しました。 玄関から水廻りまですべてふたつづつ。 基本的には大きな建物は苦手ですが、コンパクトでありながらもおおらかにまとめられたと思います。 向かいの敷地から。 威圧的でない外観にすることで、建て替えにありがちな違和感を緩和しています。 南側。 右の平屋部分が親世帯、左の2階建てが子世帯。 大屋根によるふたつをひとつに繋げています。 この通り土間によって「付かず離れず」な関係を保てるでしょう。 「ふたつでひとつ」、なんか良いフレーズ。 こんな軒先での作業は大工さんにとってはなんのその。 巧みに道具を裁く姿が男の子から見てもやはりかっこいい… 僕らは所詮画描きですから、それをカタチにしてくれる職人さんには敬意を払います。
様々な職方の職人さん達の集大成がただの木や紙だった“材料”から“住まい”へと変貌を遂げます。 そんな集大成の住まいを是非、お時間ございましたら見学しにお越しくださいませ。

「22+1」暮らしの見学会