2020.03.05
土地探し
ここ最近土地探しからのご相談を多く頂くようになりました。
もちろん快く引き受けさせて頂きますし、むしろその方がより楽しい住まいづくりが行えるのではないかと自負しております。
弊社では子育て世代が多いものですから、当然一度も家を建てたことがありません。
そのような境遇の方からすると建物はおろか土地探しなんぞ五里霧中。
しかしながら、建築屋がその時点から介入することでアドバイスができ、建築に移行した際においても話はスムーズに事が運べます。
土地を探されるに当たり、立地条件や通勤・通学、学区範囲など、様々な諸条件からお探しになることと思いますが、逆に僕らが敷地を目の当たりにした際どのような建築が最適解なのか、そこから始まります。
共に違う視点から模索し摺り合わせることで、より住まい手さんに適した土地が見つかる可能性が広がると言うことです。
またヒアリングを重ねることで、潜在的な欲求が発掘されることもあります。
このヒアリングがまた肝で、建築目線から考える土地探しとなります。
そもそも疑問なのが、どのような住まいづくりを望まれているのか暗中模索なのに、まずは土地をご自身で探さねばならぬ境遇。
現在モニタリングにご協力頂いている3組に共通して言えることは「何から土地探しを初めて良いのか判らない」とのことでした。
建築はCOMODOに依頼することがほぼ決まっているが、土地探しが暗礁に乗り上げどうにもならず疲れ果てた…助けて欲しい、とのこと。
心中お察しいたします笑
では何から始めるのが良いのか。
それは「住まうイメージを持つ」こと。
日常の営みはもちろんのこと、子育環境、休日の楽しみ方、趣味などなど。
住まいづくりは土地を買うことが目的ではなく、住まう環境を築くことが目的なのですから、当然の流れなのです。
では住まうイメージをどのように膨らませるのか、それこそ僕ら建築屋の出番なのです。
そのイメージに沿った土地を探すため候補が絞られていくと思いますし、逆に良い意味で妥協できる点が増えることと思います。
この「妥協」こそが土地探しには大切で、100%を叶える土地にはそうそう出会えませんし、待っていては時が過ぎるばかり。
そしてこの妥協は建築によって簡単に覆せますし、僕らの存在意義でもあるのです。
例えば、A1,000万とB800万円の土地があったとしましょう。
Aは商業施設(主に買い物)が豊富で通勤が楽。
Bは周辺環境が良く通勤には10分ほど余計に掛かる。
住まい手さんの要望や想いによってチョイスは様々でしょうけれど、僕は迷わずBをチョイスします。
総予算が3,500万だとしましょう。
Aは残2,500万を建築に、Bは2,700万を建築に充てられます。
この200万は当然のことながら建築のクオリティに大きく左右されます。
作庭をより豊かにすることが可能となり住環境が向上、欲しかった住設を設置できたり、仕様のグレードアップも可能です。
A・Bどちらを選ぶかの判断はもちろん住まい手さんではありますが、もし、200万の差額での可能性を知っていたなら…という選択肢が増えるのです。
建築によって立地条件なんぞすぐに覆すことが出来る、これが建築の力だと僕は信じてやみません。
利便性と暮らしの豊かさ 、どちらを選ばれますか?
このような想いによって、土地探しからお手伝いをさせて頂きたいと願っております。
なお、単に建築費用UPを狙っているわけではございませんのであしからず笑
土地はまだ探している最中だけれど、建築はCOMODOが候補に挙がっているという方は是非一度ご相談へいらしてください。
もちろん決してごり押しなんぞ致しませんのでご安心を。
事務所にいきなり行くのはちょっと…と言う方は週末に見学会を行っておりますので、お時間ございましたら是非に。
「ユニバリュズム」暮らしの見学会
- 開催日:2020.03.07(土)-08(日)
- 時間 :10:00-17:00
- 場所 :栃木県那須塩原市東小屋