新築
斜45°の家
がむ斜ら扇垂木
整然とした分譲地に逆らうように、建物の配置を敷地に対し45度振った斜45°の家。それにより四角の土地には4箇所のスペースが生まれ、それぞれに趣の違う作庭を誂えました。正面の揃った住宅街には大きな変化が表れ、足並みを揃える無意味さを知ります。アイランドキッチンを中心とした、開放的でありながらも内包される2Fリビング。その天井は住宅にはほとんど用いられることのない技法である「扇垂木」を採用。木組みのダイナミズムが圧巻となりますが、決して空間性を犠牲にすることなく、必然的な存在として空間を嫌味なく構成してくれています。
建築地 | 栃木県宇都宮市 |
構造 | 木造2階建 |
施工期間 | 2016.05〜2016.11 |
敷地面積 | 222.28㎡(67.23坪) |
延床面積 | 102.67㎡(31.0坪) |
家族構成 | 夫婦+子×2 |
撮影 | 西川公朗 |