新築
ふたつでひとつの家
ひとつの屋根で完全2世帯住宅。
今作は完全2世帯住宅となります。当時は余裕ある敷地内に2棟同時に、とご依頼を頂いたものの、ご商売をされている性質上、「仲が悪いのでは?」と思われる懸念を抱きました。親世帯子世帯と共にのご依頼でしたから、デザインの一過性はあるものの、バランス的にもコスト的にもあまり良い結果がうまれるとは思えず。結果的に「ふたつでひとつ」の設計案とさせて頂きました。規模では弊社最大を誇る大きさとなりましたが、その大きいが故の弊害を打ち消す工夫が今作の課題となった様に思います。更に、“完全二世帯”が諸条件と与えられ、それは厳守する判断。決して仲が悪いわけではございませんが、同じ職場といえど親と子で生活リズムが違いますし、現在は離れて暮らしている状況。嫁姑問題(笑)も加味し、“付かず離れず”と言った曖昧な距離感を保つ工夫を施しました。
建築地 | 栃木県佐野市 |
構造 | 木造2階建 |
施工期間 | 2019.10-2020.04 |
敷地面積 | 693.29㎡(209.7坪) |
延床面積 | 176.38㎡(53.2坪) |
家族構成 | 祖母+親夫婦/子夫婦+子 |